野球選手に求める資質



心技体の言葉に表されるように、技を極めるだけでは勝負の世界ではきっと勝てないでしょう。
このことは科学的にも証明されています。
アメリカでは心理学者によって、プロスポーツの世界で安定して好成績を残している人たちに共通する心
(メンタル面)の資質が明らかにされています。
興味深いのは、心で感じたことを素直に行動に移せるかどうかで結果が異なることです。
では、スポーツの世界における勝利者はどのようなことを心で感じて行動しているのでしょうか?
その行動は選手の心技体にどのように影響するのでしょうか?
野球選手に求められる資質はいくつかありますが、その中でもグリーンクラブが特に意識している資質を
3つ紹介します。

勝負に勝ち続けている選手達に共通する3つの資質:

     資質1: 勝負心
     資質2: 自己統制心
     資質3: メンタル回復力



資質1: 勝負心

                                                       勝負心とは勝つことを純粋に求めようとする動機です。勝負心の強い選手は、勝ち続けるための努力や工夫を惜しまず、どうやったら勝てるかを考え続け、答えを見つけて実行する人です。勝つことを純粋に喜びと感じ、繰り返しその喜びを得ようとする人です。そのような人からは、勝つことに繋がる行動が自然と現れます。ライバルとの競争に熱くなったり、勝つことで多くの賞賛が得られるなど、人それぞれ勝負心の根底にあるものは異なるかもしれません。勝てば嬉しい!負けると悔しい!だから勝ちたい! (単純に言えばこんな感じ) 言葉は乱暴かもしれませんが勝つためには手段を選ばないぐらいの気概を持っている人は勝負心が強いといえます。勝負に負けて悔しさを感じない人は心が弱いのでは?
練習からお互い競い合う精神を養います↑





資質2: 自己統制心

                                                       ここでいう自己統制とは、自分自身をしっかり管理しようとする心の強さを表しています。自己統制心の強い選手は、最高のプレーを継続するために必要な課題を明確にし、自分で納得できるまで課題解決に取り組むことができる人です。努力と結果の因果関係を見据え、自分に合ったベストパフォーマンスの引き出し方を会得しているため、それをするのが当たり前のように自分を管理します。勝つためには手段を選ばずと先ほど伝えましたが、勝負の厳しさを理解し油断することを恐れるため、試合の準備を怠らずコンディションを整え万全の体制で試合に臨むような行動が現れます。何も準備しなくてもなんとかなるだろうという人もいますが、自己管理を怠らず最高の状態で臨戦態勢に入っている選手は、統計をとってみると「なんとかなるだろうという人達」よりもパフォーマンスが安定していますよ。
自発的な努力は必ず結果に繋がります↑





資質3: メンタル回復力

                                                       メンタル回復力とは、失敗からの立ち直りや気持ちの切り替えの早さを表しています。メンタル回復力の強い選手は、どのような場面でも冷静に状況を判断し、逆境をプラスに好転させる機会を、自分で作りだそうとする人です。そのような人は、過去に捉われるよりも次のチャンスに集中することが大切であることを本能的に理解し、気持ちの切り替えが自然と早くなります。プロ野球の世界でも10回打席に入って7回は失敗に終わります。連日の試合の中で打てない日が続くことだってあります。 誰でも失敗が続けば落ち込みますが、そういった自らの思惑とは異なった結果を生じさせた時に、冷静に自分を取り戻せることができる選手は次のチャンスに集中することができるでしょう。 前の打席のミスをくよくよ考えて守備についていてはプレーに集中できませんよね。
常に勝負に集中するメンタル回復力も練習で培います↑


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